☆ 他の医院さんからインビザライン・マウスピース矯正の患者さんを引き継ぎます ☆

先日他県の歯科医院さんでマウスピース矯正をされている方が千葉市に引っ越すことになり、原田歯科クリニックで引き継いでくれないか？とインビザライン・ジャパンさんから連絡を受けました。実は、千葉市内には矯正専門医でインビザラインをやっている医院さんはいくつかあります。　

☆ なのに、なぜ原田歯科クリニックを紹介してきたのか？

それは、矯正歯科治療を３０年以上、１０００症例以上行ってきた実績を評価していただいたと感じています。

どんな歯科治療でも数多くの患者さんを診てきた経験は大事なのですが、矯正歯科治療に関しては特に症例数や経験が大事です。

なぜならば、矯正歯科治療は数ヶ月から数年かかりますし、一度キレイな歯並びになった方が、後戻り防止装置を付けなかった結果、再度簡単な矯正をする、そうしたことは５年、１０年という単位で患者さんを診ている歯科医師であれば、どのように対応したら良いかよくわかります。

これはマウスピース矯正についても同じです。

マウスピース矯正というと、スキャナーで口腔内を記録し,スマホアプリ（Invisalign Photo Uploader ）で口腔内顔写真を撮影すれば、あとはAIが治療計画作成からマウスピース作成まですべてやってくれると安易に考える方もいるかもしれません。

しかし、実際はAIが何から何までやってくれるのではなく、この歯を何度内側（舌側）に動かすようにとか、根の部分を顎骨の中で何度傾斜させてくださいと言ったことを約３０本の歯をチェックしながら行っています。

もちろん、歯並びの見た目がキレイになるだけでなく、噛み合わせが良くなるようにといったことまで厳しくチェックしています。

過去にワイヤー矯正や床矯正を行って、数多くの患者さんを診てきたことがマウスピース矯正でもとても役に立っています。

実は矯正専門医で、いまだにマウスピース矯正を頭から否定する方が結構います。ただ、マウスピース矯正ではワイヤー矯正では非常に困難なこともできますし、何と言っても治療期間を明示できるのが患者さんにとって大きなメリットではないでしょうか？

【矯正専門医でない、一般歯科医師がマウスピース矯正を行うメリット】

矯正専門医に来る患者さんは、当たり前ですが歯並びが良くなかったり、噛み合わせが良くない方だけです。しかし、一般の歯科医院には歯並びが良い人、噛み合わせが素晴らしい人、むし歯や歯周病の人など色々なタイプの方がいらっしゃいます。

経験の長い歯科医師なら１０年、２０年と同じ患者さんを診ているので、これはこうなるといった将来の予想がつくこともよくあります。

つまり、歯並びだけでなくお口全体、さらに顔の変化も診ています。

歯科医師は専門によってどこかを重点的に診る癖がつくことがあります。大学の時に口腔外科に在籍した歯科医師は外科的な観点から口の中を診たり、入れ歯を専門に勉強していた歯科医師はそちらに偏った見方をしたり、矯正専門医だと上下の前歯の重なりが1~2ミリでないと不正咬合と決めつけたり、こうしたその歯科医師のバックグラウンドによって患者さんの診かたが変わるのはやむを得ないと思います。

しかし、一般歯科医師、つまり総合歯科医師なら特に何かひとつに偏ることなく、患者さん全体を診ることができます。また、歯並び矯正がひと区切りついた後、むし歯や歯周病にならないように定期管理していき、万一むし歯ができたら同じ医院で治療を受けることができます。

これはとても大事なことです。

実際、今回紹介してくださった歯科医師も一般歯科医師です。

また、他の医院から転院してきた患者さんのデータはクラウド上にあるものを見ることができるので、現在どこまで治療が進んでいるか明確にわかります。これなら患者さんも安心ですね。